昨年度、後半から『土曜勉強会(仮称:この名称でとりあえず、よぶことにする)』なるものに参加し始めた。
どのようなものが、『土曜勉強会』であるのか。
まず、そこから、書き始めよう。といっても、わたしは、この会の由来も、歴史も、目的もわからない。
話し合われているようだが、わたしには、ピンとこない。
さて、この会の発端はというと、戦後までさかのぼる。そのように、書いてよいのだろうか。
『土曜会』という名のグループがあったそうだ。
存在したということは、活動もしていただろう。そして、現在の『土曜勉強会』は、
元祖『土曜会』にあやかって命名した、というよりも、もともと、水曜日に集まっていたが、
みなさんの都合で土曜日に移行したので、『土曜会』または、『土曜勉強会』と仮称ではあるが、
付けたらしい。それが、この会が誕生したいきさつである。ただ、この会の存在意義はというと、
各界で活躍されている日系人の有志が土曜日に集まり、
意見交換をすること。それが、ひとつの目的であるというのである。
さきほど、目的がわからないと書いておきながら、一応、わかっている範囲で書いてみた。
では、現在の『土曜勉強会』は、どんな活動をしているのだろうか。じつは、こうである。
昼食会にはじまり、ゆっくり勉強会がはじまる。最近、この順番を変えようということになり、
まず、勉強会を開き、そのあと、懇親を深めるため、昼食会に移行する形式になった。
勉強会は、雑談形式、または、座談会のような感じといったらいいだろうか。
月に一度の定例会で誰かが、テーマを決め、発表をすることになっている。
このテーマについては、とくに規定がない。その都度決めていく。
とにかく、この会は、『自由』なのである。発想も自由、発言も自由。
と言いながらも、ちょっと、『日系社会』よりだろう。今年に行われたテーマは、
後述するとして、とにかく、大変なのだ。
しかも、この期に及んで、『同人誌』の出版をしようという話が話題にのぼり、
いま、こうして、書き散らかしているのである。この忙しいのに…だ。
本業を差し置いてするわけにもいかず、この原稿もだいぶ以前から少し書いては校正し、
また、書き足してなので、ほぼ、細切れ状態で、
原稿が完成に近づいている。そろそろ、締め切りも近くなり、ちょっと、あわてている筆者である。
聞けば、この出版する『同人誌』に書く内容は本人任せ。しかしながら、この原稿、
三人の大先生方が目を通すという。
わたしの原稿は、この会にふさわしくないということで、消される箇所が
多数発生なんてことになるかもしれない。しかも、文のスタイルや内容は、
すべて本人任せなのだから、そのようにしてしまおうと意気込んでいる。
いや、いいのだろうか。きっと、そのように言っておきながら、
それとなく、さとされるのではないだろうか。まずは、書いてみようと思うが、
私の本当の文のスタイルに比べて、かなり、角をつけて書いてしまっている。
こういう風に書きたくないのだが、書いている。『なぜ?』という疑問ははじにおいて、
そんなことよりも、初めてこんなに長く書く原稿。
しかも、いきなり出版するとなると、ちょっと、まじめに書かないとまずいと思うのである。
というのも、後述するが、わたしの夢の一つ、それは、私の本を出版すること。
お金がないので、原稿を書いても、当然、実現できないことがいま、こうして、実現しようとしている。
若い時、情報技術関係の参考書の一部を書いたことがある。
書店に行っては、『あ、ここ、自分が書いたところ』と本を片手にとってみて、にんまりしていたのを思い出す。
おっと、主旨から脱線しそうである。それが、私の生き方、わたしの書き方だから仕方がないと思ってほしい。
とにかく、みなさんの目が恐怖である。こんな感じで書きはじめていいのだろうか。
あとで、後悔しながら公開されるのがちょっと、辛い。
もう、書き始めたことだし。しかも、もう、一千字以上書いてしまっている。
いいことにしよう。自分で判断して、行動。
それが、わたしの性格の一つでもある。優柔不断の私に似合わないかもしれないが、
南米に住みついて、覚えた一つの術である。
これで、わたしの自己紹介の一部終了したと思ってよいだろうか。というのも、この文章の最後には、
著者紹介を書いておいてほしいという。
本当のところ、いろいろなところにわたしを紹介したものを書き散らかしている。
探せば、私の素性に辿りつくことだろう。
しかも、書いておく必要があるのかという疑問もある。それに、私の自己紹介など恥ずかしくて、
書きたくない。わたしのことをわからなくても、
本文を読んでいただけたら、それでいいのである。薄っぺらな人生を歩んでいる私に、紹介するようなこともない。
かいてきたのは、恥と頭。わたしの紹介を私が書いたところでなんの面白味もないように思う。
さて、書き出しは上々。もう、原稿用紙で軽く四枚程度は書いているはず。
これで、書きなおせ!という言葉が聞こえてきたら、どうしよう。
夜な夜な、不安のまま、書き続けている私がここに居るのである。
(次回につづく)
—————
—————
—————
—————